先日、豊後大野市の障がい者福祉事業所連絡協議会の研修会で、ノーリフティングケアについて講演しました。約1時間、ノーリフティングケアの意義と基本について講話し、そのあとに実際の機器を使用し、体験してもらいました。参加者からは以下のような声をいただきました。
- 10年前介護施設にいた際、拘縮している人をたくさん見てきましたが、原因が分かりました。介助する際に利用者がビクッといつもしていました。今思い出すと顔をしかめていました。10年前にこのケアを取り入れていたら、自身も腰痛にならず、寝たきりにはならなかったと思います。私は自分にも利用者にも負担を与えていたのだと知りました。
- 腰痛が無くなるのは素晴らしいと思う。利用者側も楽でした。お互い楽しく過ごせたらと思う。
- 恥ずかしながらノーリフティングケアという言葉を始めて聞きました。体験できて利用者さんの気持ちが少しでも分かった事が良かったです。
- 利用者さんの精神的負担軽減に繋がるのはありがたいと思いました
- スタッフも笑顔で介助できるのは大変なメリットだと思います。
- 介護業界は目に見えて人手不足が深刻な状況になっていると思います。こういう機械を導入する事で少しでも人手不足が解消できたらと思います。
- 早く知りたかった。早速車椅子の方にためいしてみたいと思います。利用者の立場に立った支援を改めて考えさせられました。
- 現状当事業所は重度の利用者がいない為用いることはないと思いますが、法人全体としては導入したほうが良いと思いました。
- 仕事でも中々すぐには出来なくても少しずつでも広がると良いと思いました。高齢の祖母がもし悪くなったら利用したい。
- やはり腰痛に悩んでいます。施設内ではなく、訪問先で抱える事が多く、日々どうにかならないかと思っています。
- 新人スタッフに対する指導は短時間で習得できる技術の一つだと感じました。介護人材の不足している現在、人材確保に繋げていけるのではないかと思います。
- 天井走行式リフトは意外に簡単で使いやすかった。拘縮は日本のみと聞いて意外でした。介助の在り方が分かりました。
- 日本が変わる未来が見えました。
- 今から介護を必要とする場では、これらの物が必要になってくると思われました。後はもっとコンパクトに出来れば、施設だけではなく家でも使用できると思う。
- 施設訪問にて実際利用者さんに使ってもらいたいです。家族等の協力も必要ですが。
- 高い機械ですが、安心安全のためなら安いと思います。吊り上げられたときの安心感が良かった。
- 実技を体験して今後の仕事に役立てていきます。
- スタッフの負担が軽減し、利用者様の安心にもつながる良い介護の方法を知ることができました。
- 実際にリフトを体験しとても楽だった。利用者、介護者共にとても負担軽減になる気がしました。腰痛など感じず仕事ができる気がします
- 職場に色々な器具があればとても助かると思います。今日はとても勉強になりました。
- 実際に機械を使って介護出来ると、現在の腰痛は治るかなと思いましたが、夢ですね。良い経験でした。
- 現状にとどまらず、常に幸福に向かって努力をし続ける事の大切さを感じて励みになりました。
- 当施設でもぜひ取り入れてほしいと思いました。管理者にも説明していきたいです。
- 良い物を色々な所から取り入れられる時代になり驚いています。就労支援事業所においても良いものは取り入れられる環境づくりをしていきたいです。
協議会に所属する障がい者施設の経営者や職員の方など、約40人が参加。介護施設ではなく障がい者施設が対象ということで、ノーリフティングケアという言葉自体が初めて聞く人が多かったようですが、職員の腰痛や、利用者の拘縮・褥瘡・表皮剥離の原因となる力ずくの人力介護の話などは、共通する部分もあり、熱心に聴講していました。
機器体験の時間では、あわやスタッフの指導で、電動リフトを使った移乗などを実際に体験。また、スライディングボードやトロリーバスについての説明も受けました。