社会福祉法人直心会(中津市三光)の障がい者支援施設 修光園に天井走行リフトを納入いたしました。天井走行リフトは10部屋に設置しました。
障がい者支援施設 修光園は、生活介護や支援を受けながら障害者が日常生活をする施設で、約20人の方が入居しています。以前から床走行リフトを導入するなど、ノーリフティングケアに積極的に取り組んでいましたが、新たにほとんどの部屋に天井走行リフトを設置し、さらに力を入れていきます。
今回は、スウェーデンのアルジョハントレー社(ArjoHuntleigh)の面移動が可能な電動天井走行リフト「マキシスカイ2」を設置。10部屋の設置にかかった工事期間は延べ約10日間です。走行レールは天井からの吊り下げ式なので、部屋のスペースをほとんど侵害しません。
設置前に開いた職員向けの研修会では、実際に介助する側、される側を体験していただき、みなさんその効果を実感されていたようです。
施設長の三浦さんが職員のみなさんに「ノーリフティングケアの勉強会に初めて参加したときには衝撃を受けました。私が現場に出ていたころは『人力介護』が当たり前でなんとも思っていませんでしたが、そのことが利用者さんの変形拘縮や褥瘡をまねき、また、一緒に働いていた仲間の腰痛など、もしかしたらその人達の人生を変えてしまったかもしれないと思うと、悔やんでも悔やみきれませんでした。みなさんにはそのような思いをしてほしくありません。最初は時間がかかるかもしれませんが積極的に活用してください」と話していたのが印象的でした。