本日(2018年7月27日)付けの日本経済新聞のくらし面に、「持ち上げない介護広がる」と題してノーリフティングケアを紹介する記事が掲載されています。(※上の写真はノーリフティングケアセミナーでスタンディングリフトを体験する参加者で、新聞記事とは関係ありません)
「職員の腰痛防止 機械でケア」「施設、人手確保へ負担軽く」と見出しがつけられた記事では、スタンディングリフトを使ったトイレ介助を例に、「持ち上げる、押す、引く、ねじる」といった動作を人力で行なわず、機械に任せる介護の利点を紹介しています。これまでは2人1組でトイレ介助を行なっていたといい、記事に登場した介護施設の職員は「機械が導入されてから楽になった」と話しています。
また、全国の介護職員の約8割が腰痛に悩んでおり、それが原因で離職する人が多く、やりがいを持って業界に入ってきても離職せざるを得ないなど、人手不足が深刻化している現状も紹介。安定的な人材確保には腰痛対策が欠かせないと結んでいます。
人力での介護をやめ、力仕事を機械・器具に任せるノーリフティングケアは、腰痛対策に大きな役割を果たします。また、介護される側にとっても、機械を使ってゆっくりと無理なく支える・吊り上げるので、拘縮や褥瘡対策にも有効です。身体的・精神的負担の大きい人力介護をなくすことで、介護職員のみなさんが“サービス”の向上に注力でき、やりがいを持って仕事を続けていっていただくためにも、ノーリフティングケアの普及が必要だと感じました。
8月24日にノーリフティングケアセミナーを開きます
こうしゅくゼロ推進協議会・大分県社会福祉介護研修センター・介護ショップあわやは、8月24日に大分市のJ:COMホルトホール大分の小ホールで「抱え上げない介護 ノーリフティングケアセミナー」を開催します。定員80名で参加者を募集中です。