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車いすで買い物やトイレを体験

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大分県中小企業家同友会の障がい者問題委員会が開いた車いす体験会に、あわやが車いすの提供とサポートで協力しました。健常者に車いすでの活動を体験してもらうことで、障がい者問題をもっと身近に感じてもらうことが目的で、参加者からは「想像していたよりも大変で、怖さもあった」などの声が聞かれました。

体験会には約10人が参加し、大分市の祝祭の広場を出発して、障がい者用トイレ、コンビニでの買い物を体験し、コンパルホールまで自走で移動しました。車いすに乗った状態で足を縛って使えなくし、できるだけ障がい者と同じ状況で体験してもらいました。

簡単なレクチャーのあと、グループごとに出発。初めて車いすに乗る人は、平坦な道でも苦労したりとサポートに当たったあわやスタッフも「ハラハラした」と話していました。
トイレではまずドアを開けることが問題に。重たいドアを手だけを使って開けなければならず、一人では開けられない人も。また、方向転換や手すりの使い方にもコツが必要で、慣れていない人にはかなり難しい作業になったようです。

コンビニでは、「棚の上に手が届かない」「普段は何も感じない通路も車いすだとかなり狭く感じた」といった声が聞かれ、買い物に苦労する様子が見られました。

体験の後は意見交換会も。その中で「思った以上に腕がきつかった」「信号が変わるのが早く感じた」「向かってくる人が怖かった」「ちょっとした段差でもかなり苦労した」など、普段の生活では気がつかなかったり何気なく見過ごしているところが障がい者の方にとっては大変なハードルになっているといった意見が出ました。
これらの問題を解決するためには、今回のような体験会を大人だけではなく、子ども達にも体験してもらうことで当たり前のこととして問題を捉えることのできる壌土づくりと、ただ車いすに乗るだけではなく実際の道路や生活圏内で段差を越えるなどの具体的な動きを体験してもらうことが重要という意見が出ました。

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